トリートメント による髪の毛のケアコントロール

《 トリートメント 》

kazeが最も得意とする技術の一つです。ここでいうトリートメントは髪につけるトリートメントの意味合いだけではありません。treatment : 手当て。治療。

ベースコントロール

kazeは2つのコントロールを通して髪のトリートメントを考えています。①ヘアボディーコントロール②毛髪内部成分コントロール
この知識から毛髪のケミカル反応と物理的変化を考えすべての技術を髪を傷めないという前提から選択しています。

ヘアボディーコントロール>> 髪の表面のケアです。:艶感やサラサラ感、表面の目で見た質感と手触りの質感です。
【ヘアボディーの状態が悪くなる原因】
・バサバサにすいてある髪はすき始めの中間から毛先にかけて毛先がたくさんの毛先が存在します。そのために毛髪成分が流出します。もちろん色味も流出して色むらが生まれます。また、毛先(切り口)は多少カールしますのでひっかかります。
・ハイトーンカラーの ダメージで表面のキューティクルがはがれてしまうことで表面がざらついてしまう。
・ランダムなパーマスタイルにより見た目がばさばさに見える。
・ハードなパーマ液やロッドが細い事で髪の表面が破裂しばさついてしまう。
などなどこれらが原因となり髪のヴィジュアルは痛んで見え、手触りも悪くなります。
【解決方法】
●ばさつかないカット方法を選択。●毛先のカラーのムラをなくし適度な明暗をウィーヴィングで入れることでつやを見せる。●パーマスタイルよりストレートスタイルの方が毛先が動かない分手グシがとおり艶もでます。または同じ方向性のあるパーマにする事でこれも同じく艶と手グシの通りを良くします。
●毛先の流出を防ぐコート&プロテクションをする。(物理的な施術やセット剤などで補われる部分になります。)

★kazeではできるだけはさみを髪の毛に入れる回数を少なくし、シンプルな構成でカットをしていきます。シンプルであればあるほど髪のボディーは時間がたってもばさつきにくく、切り落とした毛先はあばれません。なぜならば切り口が規則的になるからです。ニュアンスとして最後に視感的なカットを加えます。ベリーショート以外すべてが視感的なカットになってしまうと切り口が暴れすぎ最終的にダメージになってしまうからです。ボディーコントロールの最大のポイントはカットといっても過言ではありません。

毛髪内部コントロール>>髪の内部のケアです。: しっとり感、ハリコシ、弾力性。パーマノかかり易さ。カラーの安定のし易さ。目に見えない部分です。毛髪成分のケミカル的な操作が重要に                                 なります。
【毛髪内部成分が減る原因】
・カットでレイヤーやセニングの乱用で毛先の量が増え内部成分が流出しやすくなる。
・ カラーやパーマの施術途中または後でのの内部成分処理が不適切なために内部成分が破壊
されてしまう。
・ ドライヤーやコテなどで毛髪加熱により内部成分が変質し炭化などおこしてしまう。
・ ホームケアでのセット剤やトリートメントなどで不適切なものの使用で内部成分が変
質してしまう。
【 解決方法】
●毛先同士の距離がなるべく近い位置になるようにカットする●薬剤処理は毛髪内部成分を限りなく破壊しないように施術する。●ケア剤やセット剤はなるべく髪の内部の状況にどう作用するかを考え選択する。
★kazeではパワーの弱い薬剤を使用しています。
髪の内部成分をどう壊さず残していくのかを常に意識して薬剤選定をします。また髪に薬剤を塗布する部分を限りなく少なくしています。具体的に言えばカラーであれば全部を塗らないでベースの色を活かし色味を変えていきます。パーマであれば少ない本数のロッドでデザインを構成していきます。そうすることで薬剤に1度でも浸された部分が将来的に切り落とされるまで、できるだけ内部成分を残していくようにしているのです。