ヘアスタイルのウエイト とは?
少し?難しいとは思いますが希望のヘアスタイルが見つかった時以下のことを理解してイメージすると自分の髪の状態がカットしてどうなるのかもしくはこれからどうやって伸ばしていけば良いかがわかるはずです。
※文章で使用しているイヤートゥイヤーとは耳から向こう側の耳まで頭頂部を通ってつながる線のことです。
【ウエイトの変化の基本】
これらは基本になりますが、2ブロック、レイヤーオンレイヤー、グラベースの表面レイヤー などスタイルによって
アウトライン + レイヤーもしくはグラデーション + 流す方向 + パーマやセット + ETC
などといった具合に組み合わせが変わるとウエイトも変わるのでいろいろウィッグを使って発見して見て下さい。
- ワンレンアウトラインの変化によるウエイトの変化
(A)肩より上にアウトラインがある場合
前上がりのアウトラインの場合>
正面:イヤートゥイヤーの一番短いポイントがウエイトになります。セット剤などで前からも見えるように後ろの毛をふくらませたり膨らんでしまう髪の場合はその膨らんだアウトラインがウェイトになります。
横:後ろの正中線上一番長いポイントになります。
前下りのアウトラインの場合>
正面:イヤートゥイヤーのアウトラインがウエイトとなります。セット剤などで前からも見えるように後ろの毛をふくらませたり膨らんでしまう髪の場合はその膨らんだアウトラインがウェイトになります。
横:後ろの正中線上一番短い部分からフロントまでのアウトラインがウェイトになります。
地面に平行なアウトラインの場合>
正面:イヤートゥイヤーのアウトラインがウエイトとなります。セット剤などで前からも見えるように後ろの毛をふくらませたり膨らんでしまう髪の場合はその膨らんだアウトラインがウェイトになります。
横:後ろ正中線上のアウトラインからフロントのまでのアウトラインがウエイトとなります。
(B)肩より髪が長い場合。
正面:・肩より前胸上で髪が落ちた場合アウトラインの一番外側がウエイトになります。
・肩に乗ってしまう場合は肩にのってはねていたりパーマでまるまっている部分が
ウエイトになります。
横:肩の上で割れてしまったりするため見え方が、変化しますがアウトラインがウエイトになります。
- グラデーションによるウエイトの変化
グラデーションとは重さが積み重なったものをさします。重さが積み重なった一番上の髪の部分がウエイトとなります。
正面:イヤートゥイヤー上、延長上のグラデーションの積み重なる一番上
横:グラデーションの積み重なる一番上を点で追ったライン。
- レイヤーによるウエイトの変化
レイヤーは重さを削ってできるスタイルです。
髪の長さがはちより下の場合上から入っているレイヤーの一番上の部分がウエイトとなります。
はちより上に毛が落ちるレイヤーの場合は一番上のレイヤーの始まりではなく はちの部分がウエイトになります。
≪はちより下にレイヤーが入る場合≫
正面:イヤートゥイヤー上、延長上のレイヤーの入りはじめの部分
横:レイヤーの入りはじめを点で追っていったライン
≪はちより上からレイヤーが入る場合≫
正面:イヤートゥイヤー上のはちの部分
横:はちの部分もしくは頭の形によっては後頭部周りは一番膨らんでいる場所を点で追っていったライン。一般的には はちが一番丸みのきりかわり部分になりますが 高等部が絶壁の場合は「ぼんのくぼ」辺りやバックポイント辺りになる場合がほとんどです。前上がりのウエイトラインになります。
- セニングやスライシングで間引いたりした後のウエイトの変化
ベースカットに対して軽くしたり膨らませる様に梳くことでベースよりややウエイトが上がります。
- ブローやこて、セット剤などによるウエイトの変化
セットなどで膨らませた一番膨らみがある部分がウエイトとなります。
この場合はカットラインに沿わない場合がほとんどです。
求めるヘアメイクのためにボブをレイヤーのようにセットする場合もあります。
ヘアスタイルのウエイト
は意外と抽象的なので分かりずらいのがやっかいですね。