メンズショートアップスタイルつやだし
とアップの方法を解説します。
まずセット剤ですが
ポマードは今回のスタイルには適しません。
適するのは
・固まるハードジェル
・クレイ形状ではないハードワックス+ハードスプレイ
・固まるハードジェルワックス
この3パターン となります。
※クールグリースは
ポマードのカテゴリーのため固まりません。
今回のスタイルに対してのデメリットは
ー時間が経つとボリュームが潰れます。
ー毛束が出来すぎてスカスカになってしまう。
そのため固まるジェルのほうが最適です。
今回のスタイルでは
最適なセットの基本手順が2種類御座います。
①シャンプー などしっかり ウエットして乾かしてすぐセット
②朝起きて乾いたままセット
ーーー
①は一番セットが楽です。なぜならば毛髪内に手で感じない水分が残っているため ドライした際に水素結合と熱結合が同時に行えるためドライングの時点で簡単に形を形成できます。
その後のセット剤を使用してのホールドとフォルム形成が簡単になります。
②は水分が抜けきっている髪のためドライヤーやヘアアイロンなどの熱でのフォルム形成に高い温度と加温時間が必要になりよりテクニックと経験が必要となります。
お勧めはもちろん①です。
ここからドライヤーでの前髪立ち上げと
セット剤の工程をお伝えしていきます。
<説明の順番>
乾かし方
↓
ドライヤーを使用した根本の立ち上げやフォルム形成
↓
セット剤塗布方法
↓
固まる前のフォルム調整方法
説明の前に予備知識です↓
※
水素結合:希望の形で水分を飛ばすとそのクセがつく より水分が多い状態から形を作り水分を飛ばすとより強く固定する。
熱結合:希望の形で熱を加えて冷やすとそのクセがつく より高い熱量を加え冷ますと強く固定される。
説明に戻ります
カリカリになるまで乾かしたり
乾かしてから長時間経って完全に水分が飛んでしまってからのアップスタイルセット(髪を下ろすスタイルではないスタイル)はプロレベルの技術が必要です。
洗髪後すぐにドライヤーやアイロン使用が必須です。
今回はドライヤー使用のお話しとなります。
つむじと前髪生え際には風を当てないように9割乾かします。しかし少しは当たってしまうのはかまいません。
乾かし切るあたり最後に水分が残っていたら弱風で当てて下さい。
同じところに当て過ぎると割れたり変な方向に立ち上がったりするので修正が大変です。
全体を乾かしたら
センター前髪生え際からトップまで
第一線
第二線
第三線
できれば細かく前から見てトップ
(大体左右耳と耳をつなげた頭頂部)
までひとつづつ根本立ち上げるアクションを指とドライヤー温風で行います。
指を3本くらい入れ込み後方に1cm
流す方向と逆方向に1cmずらします
その状態のまま温風を当てます。
隙間に熱を行き渡らせるように
最初は弱風で熱を加え冷やして固定
を第一線、第二線….と繰り返します。
慣れたら強風で乾かしながら同時に作れるようになります。今後違うスタイルにも応用できる汎用性のあるテクニックです。
もっとずらせばさらに立ち上がりますが
立ち上がれば立ち上がるほど後でセット剤を塗布する際に繊細に行わなければ割れて隙間が出やすくなります。最初はやや立ち上げるアクションから練習です。
センターだけ立ち上げることから始まり慣れてきたらセンターからやや左右にずれた範囲も練習していってください。
センターはしっかり立ち上げ左右はやや立ち上げる
樽型が今回説明のフロントアップシルエットです。
最初は はち上のみのセット サイドは伸びてきてからやや後ろに流すセット開始です。
<セット剤を使用したセット方法>
Aーサイドバックが短い最初の数週間のセット
Bーサイドバックが長くなり流れを作れるようになってからのセット
以上2点をお伝えします。
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Aー
1、シュワルツコフの赤いジェルを手に取り
はち上の長い部分だけセット。
前髪第一線と後ろは後からから塗布
はち下短いところにはつけません。
2、最初に前から見た輪郭を作ります。
耳から耳のトップを通ってつながった線(イヤトゥイヤ)を
イメージしてそのあたりから毛先付近にジェルをつけながら立ち上げ後ろに流します。
※根本からつけ過ぎるとスカスカになったりクタっとすぐ倒れてしまいます。
根本につかずとも表面の毛がくっつきあって立ち上がります。
3、後ろに流れながらも→右に流れ→前からの輪郭はセンターが高くなるようにします。
※出来上がったイヤトゥイヤ が土台となります。
4、次に改めて新鮮なジェルを手に取ります
素早くできるようになったら一気に行ってOKです。
5、前髪第一線にジェルを根本付近から塗布して元木さんのツヤと流れのラインを作りますここはイヤトゥイヤの土台にくっつけていく感じです。この部分は見た目と質感なので最初に作ってある土台をスカスカにしていないので根本からつけても問題ありません。しかしつけすぎないでください。
6、イヤトゥイヤ後ろは指先でジェルをつけて流れをつなげますが無理に流さずそのままツヤの質感を加えるだけでOKです。
7、最後は前髪生え際の落ちている毛をすくいあげ フロントにはりつけます。
ーーーー
Bー
1、シュワルツコフの赤いジェルを手に取り
はち上の長い部分だけセット。
前髪第一線と後ろは後からから塗布
はち少し長くなってきたら毛先のみ塗布していきます。
2、最初に前から見た輪郭を作ります。
耳から耳のトップを通ってつながった線(イヤトゥイヤ)を
イメージしてそのあたりから毛先付近にジェルをつけながら立ち上げ後ろに流します。
※根本からつけ過ぎるとスカスカになったりクタっとすぐ倒れてしまいます。
根本につかずとも表面の毛がくっつきあって立ち上がります。
3、後ろに流れながらも→右に流れ→前からの輪郭はセンターが高くなるようにします。
※出来上がったイヤトゥイヤ が土台となります。
4、次に改めて新鮮なジェルを手に取ります
素早くできるようになったら一気に行ってOKです。
5、前髪第一線にジェルを根本付近から塗布してツヤと流れのラインを作りますここはイヤトゥイヤの土台にくっつけていく感じです。この部分は見た目と質感なので最初に作ってある土台をスカスカにしていないので根本からつけても問題ありません。しかしつけすぎないでください。
6、イヤトゥイヤ後ろは指先でジェルをつけて流れをつなげますが無理に流さずそのままツヤの質感を加えるだけでOKです。
7、サイドはち下の毛先のみジェルを塗布
手が乾いてくる頃なので一度湿らさなければ白っぽくなってしまうので注意が必要です。ツヤを出すのでジェルは新鮮であるべきです。
8、毛先のみ塗布しつつやや後ろに流します。
しっかり地面と並行にしてしまうとはち上と流れがつながりません。
イメージはやや後ろに下に向かっている毛先の角度を地面と垂直90度とすると後ろに30〜45度で流すイメージです。
毛先のみジェルがついていても流れて重なることでツヤが出ます。
つけすぎは割れができてわざとらしくなるので注意してください。
9、最後は前髪生え際の落ちている毛をすくいあげ フロントにはりつけます。完成 です。
今回のスタイルに最適な「シュワルツコフ オージス ゲラスティック」のアマゾン最安値を見つけたので貼っておきます。