シングルカラーヘアダイ事前確認_お客様用

シングルカラーヘアダイ施術の注意点

以下の2つが希望色に出来るかどうかのキーワードです。
・カラー履歴
・明るくしたい場合どれくらい明るく出来る髪なのか


まずは施術方法から解説します。

シングルカラーは以下のパターンがありそれぞれその組み合わせで髪を希望色にしています。

<色の染まる反応>+<根本から毛先まで何工程でカラーするのか>

⑴<色の染まる反応>
❶現在の髪に色味を入れるだけで求める色が発色する。
暗い髪にはさらに濃く色が加わり、明るい髪には濃い色から薄い色まで色を加えることができる。
白髪は染まらない。
時間が経つと色が抜け切る。
❷現在の髪に色味とブラウンの暗さを入れるだけで求める色が発色する。
明るい色や白髪にも色がしっかり入る。
時間が経っても色が抜け落ちきらない。

❸現在の髪を明るくリフトアップさせながら、さらに同時に色味入れて求める色が発色する。
ブリーチほど色は抜けない。
明るくする力を強くすると色味は少なくなり明るくする力を弱くすると色味がしっかり入る。
時間が経つと色が抜け切る。

⑵<根本から毛先まで何工程でカラーするのか>
①ワンメイク:一種類のカラー剤使用:
根本から毛先まで一度に同じ薬剤でカラーする。

②ツーメイク:2種類のカラー剤使用:
根本の黒く生えた部分を明るくしながら、それ以外の毛先までの明るい部分に色を入れて根本との分割線を消して繋げる。

③マルチメイク:3種類以上の薬剤を使用:
さまざまな要因でムラになっている髪を部分的に色を変えて合わせていく。


次にカラー履歴を確認すです。



過去のカラーを履歴によっては希望の色が100%できない髪だったり、明るくすることが全くできない状態の髪もあります。
そのため過去の履歴がとても重要になります。

<重要ポイント>
髪は1ヶ月で1.5cmしか伸びません。1年間で約18cm伸びます。お客様の親指から中指をしっかり広げたときの長さが1年分伸びた長さとお考えください。36cmの長さの髪であれば2年まえまでの履歴を、9cmの長さであれば半年前までの履歴を思い出してください。
 


質問:【毛髪履歴】カラーをして2ヶ月後はもとの色、明るさにもどりましたか?
色が抜けて元の色に戻っているようでしたら自由にシングルカラー内で色選択が可能です。

戻っていないようであればそれは以下のカラー剤の種類になります。
シングルカラーでは現在の色素残留している状態の明るさよりは明るくできず現在よりも暗い色を選ぶ必要があります。
そのためダブルカラーをお勧めします。申し訳ありません。



A、黒染め系、白髪染め系の色が強く残留するヘアダイ
  でブリーチや脱染剤で色を確実に落とすことができるタイプ。
B、 黒染め系、白髪染め系の色が強く残留するヘアダイ
  でブリーチや脱染剤で色を確実に落とすことができずすこし赤味や茶色味が残留するタイプ
C、黒染め系、白髪染め系の色が強く残留するヘアダイ
  でブリーチや脱染剤で色を確実に落とすことがまったくできないタイプ
D、ヘナで色が強く残留しブリーチで全く落とすことができないタイプ。
E、薬草カラー系でヘナやその他の植物色素で強く残留するがブリーチで確実に落とすことができるタイプ。
F、薬草カラー系でヘナやその他の植物色素で強く残留するがブリーチでしっかり落とすことができず
  すこし赤味や茶色味が残留するタイプ。
G、トリートメントカラーやカラーシャンプーで色素が残留しているがブリーチ確実に落とすことができるタイプ。
H、マニキュアで色が残留しているがブリーチで確実に落とすことができるタイプ
I、マニキュアで色が残留しているがブリーチで落としきれず少し色味が残留してしまうタイプ
J,マニキュアで色が残留しているがハイブリーチした髪に色を入れたため全く色落ちしない部分があるタイプ。

・C、D、Jの全く色を漂白できない場合は根元から新しい髪が生えてくるまでシングルもダブルカラーも諦める必要があります。
・B、F、I のすこし色味が残留するタイプは残留色素を利用した色を選択する必要があり希望色ができる場合もあれば残留色素が邪魔をしてしまう場合もあります。ダブルカラーのみの選択となります。

・A、E、G、H はしっかり漂白できるためダブルカラーで希望色を選ぶことが可能です。


*メニューの組み合わせによりプロセスは変化します。

<シングルカラー施術の流れ>
1、ご来店~
2、ロングカウンセリング(今後の統計に利用するためにもしっかりやり取りします)
・頭皮や毛髪の状態の確認
・今までの施術履歴と髪の残留物質の確認
・普段のライフスタイルや可能な手入れの方法の確認
・今後の希望する髪の状態や行っていくだろう施術の予想。
・ハイトーンカラーになった髪のニュアンスイメージの共有
・いつもこうなってしまうといった髪トラブルやコンプレックスについて確認
3、カラー選定 、説明

4、薬剤塗布
5、髪の色の発色を見ながら放置
6、時間が来て発色したらシャンプートリートメント 薬剤をシャワーで流します~シャンプー剤でシャンプーしてしっかり毛髪内部の余分な薬剤を流します。
7、毛髪内部のための各タンパク質添加~毛髪表面のケア剤添加~キューティクル保護と毛髪内部閉じ込め~手触りをよくするためのトリートメント添加
8、ドライング ダイソンの髪に安全なドライヤーで素早くドライング(通常の2分の1の時間)。 髪の内部の水分を触ってもわからないくらいわずかに残ししっとり乾かします。
9、 同時に
・髪を傷めない乾かし方を説明。
・シャンプーやトリートメントの正しい方法説明
10、完成後 最後に気になることや気づいた質問などに答えます。
11、2か月後の毛髪状態の説明や次回のご提案をさせて頂きます。
12、お会計 ⭐️現金やカードお支払いが可能となります。⭐️
          
              ___ ※わからないところは気軽にご質問下さい。 __